小4の心ちゃん、英検®準1級 二次試験、なんと💯満点👀合格です🎉🎉🎉

高の原駅前校に通う川口心さんは小学4年生。

2023年第2回英検(10/8実施)で準1級に初チャレンジ、「むずかしかったー、ダメかも?」とのご本人の心配をよそに一次試験は一発合格!でもそこにはもちろん、地道な努力がありました。

彼女は、過去に約3年間、中国/上海の現地国際部で英語と中国語の2カ国語での学習経験がある帰国子女です。平均的な小学4年生の英語レベルと比較した場合、もともとの英語力がダントツに高いことは間違いないのですが、英検準1級ともなると大学在学生でも躊躇するほどのチャレンジになるので、彼女の努力は並大抵のものではなかったです。

お母様からご相談を受けて、当校では、ふだん大学生を相手にエッセイの添削を担当し日常会話レッスンで日本人の英語の癖をしっかり理解しているエース級アメリカ人講師と、小学生から大学生までの文法・会話及び総合英語学習の教務主任のバイリンガル日本人講師の2人が揃って彼女の担任になり、準1級受験のための学習を進めていきました。

彼女の場合、リスニング力はすでに出来上がっていたので、ネイティブ講師のレッスンの比重を大きくし、文法的な学習もオールイングリッシュで対応しました。
これは、彼女に難解な日本語による文法解釈を強要するより、ネイティブの講師が英語を使って「この表現はあり、なし」 「これは良い方法、こっちはマズイ方法」 「この書き方がすごくいい」というティーチングスタイルにしたほうが、彼女が感覚的により理解できるだろうと考えてのアプローチだったのですが、一次試験はそれが功を奏した形になったのと、彼女自身がとにかく頑張って語彙の量をしっかり増やしたこと、日本人講師の的確なアドバイスによって戦略的にリーディングのスピードを上げたこと、高得点につながるライティング力を身につけたことが結果につながったと思います。

二次試験は対面の面接試験ですから、一発勝負、彼女の実力がどれくらい評価されるかがカギとなったのですが、受験後の彼女は「頭が真っ白になって何を話したかも覚えてない」くらい難しい課題だった、との感想でした。あとで聞くと「株価の話が出てきて、お手上げだった」とのこと。小学4年生に株価の質問をしてどーするんだ!?と私たちもがっくり、でしたが。
それでもショックを受けている様子の心ちゃんに、お母様を通して伝えてもらいたかった事、小学4年生に株価の質問をして答えられないことが当然のことか、それとも勉強不足なのかは、試験官の先生が一番よく判っているはずだ、と。その小4の女の子の英語力をどう測るかは、担当した試験官の先生のモノサシだけど、心ちゃんが質問に直接的に答えられなかったとしても、自分の持っている知識を精一杯使い、考えられる限りのことを正しい英語で表現することができたら、そこを評価してくれる冷静な試験官の先生がいるはずだ、と。

2週間が経ち、発表の日。心ちゃんからボイスメッセージが届きました。
「こんにちは!二次試験の結果が出ました!まさかの満点でした!」

子どもらしいかわいい声で今にも笑い出しそうな明るい声で、とんでもないビッグニュースが飛び込んできたのです。
そうあってくれたら、と心の中で願っていた評価のモノサシ。実際に存在するものだったんですね。

このたび英検準1級という高難易度の級に、平均年齢から大きく離れた小学生がチャレンジしました。揺るぎない努力が実を結び、彼女は輝かしい「満点」のお墨付きをもらうことができました。デジタル化が著しい教育界においてもまだ、人間の五感で厳格に、柔軟に、公正に判断していただけたことを心より感謝いたします。

彼女の等身大の英語力を、最高点で評価してくださった英検協会の担当試験官様、本当にありがとうございました。