2025年超個性化の時代-英語学習はどう変わる
新年あけましておめでとうございます。
2024年は本当にびっくりするほど大勢の方々にイングリッシュ・マスターズにお越しいただきました。ご入会希望の方、英語学習についての様々なご相談を持ってこられた方、実際にご入会いただきました多くの皆様、当校を選んでいただき誠にありがとうございました。また、昨年はご希望の条件が合わずご入会まで至らなかった方々も、2025年、またいつでもお越しいただけると嬉しく、今年こそお一人お一人にとってここにしかない学習の機会を私共が作れたら何より、と心から思っています。
イングリッシュ・マスターズは少人数制レッスンを徹底しています
イングリッシュ・マスターズでは未就園児のクラス Pre-A-B-Cコースから幼、小、中、高校生クラス、大学生、大人のクラスに到るまでとにかく少人数制を徹底しています。これは設立当初からの校風です。
プライベートレッスンはもちろん、グループレッスンの中にいても一人ひとりの違う個性の生徒の皆さんが目指していること、つまずいたり悩んでいること、聞いてもらいたいことをスクール側の人間、講師とオフィスのスタッフが共有することで問題の芽により早く対応でき、安定した学習環境を提供できるという自信があります。
コロナ禍の約5年を経て人々の生活や職場環境、子どもたちの学校や家庭における学習環境は大きく変わってきてしまいました。以前はもっと単純だったものが複雑になり、デリケートになり、価値観を共有する単位がどんどん狭く小さくなっているように思います。それとは真反対に、瞬時につながるインターネットの世界では、ついさっき生まれたかもしれない一つの方向性が巨大なうねりになって国を動かしたり、国を越えて世界での潮流になったり、この情報の渦の中で何を信じたらいいのか、どちらへ向かえばいいのか、私共だけではなく、誰もが一度ならず息苦しい思いをご経験されているのでは、と思います。
学校のあり方がどんどん変わってきていることも無視できません。
『文部科学省は、児童生徒の問題行動や不登校などの実態を調査した「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」を2024年10月31日に公開しました。同調査によると、病気や経済的理由を除き、心理・社会的な要因などで小中学校に年30日以上登校しない不登校児童生徒数は、過去最多の34万6482人となり、前年度から47,434人(15.9%)増加。増加は11年連続となっており、初めて30万人を超えました(前年度は29万9048人)。』
『文科省は、不登校児童生徒の増加の要因として、児童生徒に休養の必要性を示した「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」の浸透による保護者の意識変化、コロナ禍の影響による生活リズムの乱れや学校活動・登校意欲の減少、特別な配慮が必要な子供への指導・支援の不足などを挙げている。同省が不登校児童生徒から教員に相談があった内容を調査したところ、「学校生活に対してやる気が出ない」(32.2%)が最も多く、「不安・抑うつ」(23.1%)、「生活リズムの不調」(23%)と続く結果となった(複数回答)。』ー不登校の小・中学生、過去最多の34.6万人文科省調べ-こどもとIT より引用させていただきました。https://edu.watch.impress.co.jp>docs news
当校で幼稚園の頃からきちんと通ってきてくれている学生の中にも、「実はだいぶん前から学校にはあまり行けてないんです。」と保護者様から思い出したようにお話があってびっくりすることも。それも一人や二人ではなく、過去に、あるいは現在進行形で複数、学年も様々、という現実があります。
ここも以前と違うのは学校はかなり寛大に時間をかけて学生たちの気持ちに寄り添おうとしてくれていること、それでも簡単に問題解決にはならないそうです。
学生たちの日常の生活で、学校がもはや一番長く居て当たり前の場所ではなくなってしまったのかもしれないなあ、と思います。学校がもはや子供たちが義務的に行くべき場所ではなくなり、価値観を同じくした子どもたちの集まりではなくなってきてるんですね。だから連帯感があんまり生まれなかったり、誰かが違う行動をしていてもそれを見咎めることもないのかも。以前と違ってグループが「群れ」なのではなく「個」の集まりなのです。
でもそんな風に変化し始めている子どもたちが、スクールではたった45分~60分のクラスの中ですが、他の子どもたちと一緒にいることを楽しんでくれています。そしてそれぞれが違う価値観を持つことに対して基本的にお互いが認め合う感性が存在しています。それは案外、子供だけど大人の付き合いみたいに相手を尊重していて、それがお互いに居心地が良い人間関係を作り出しているのかも。
その中でそれぞれの「個」が思う英語との関わり方をいっしょうけんめい続けようとしてくれています。
時代の変化
2022年終わりに生まれた Chat GPTの爆発的普及を皮切りに、あっという間に様々な企業のあらゆるシーンに取り込まれていった生成AI、それはますます業務の効率化を促進し、長い時間とスキルを要する職人技に代わって人手不足や生産性向上を瞬時に確立してあらたな構図を作り続けています。
2023年~2024年秋にかけてGoogle, サムスン,Appleから次々発表された最新の生成AIを導入したスマホの登場は、この画期的な機能が世界中のあらゆる国の個人の生活に一気に身近な存在となっていくことを予見させてくれたと思います。ほんの一年前までは人間がそれぞれ自分の頭で考えなければいけなかったことが、掌のスマホの中で解決してしまう世の中に。そうなると他言語を介したコミュニケーションでさえもほぼノーストレスのスピードで翻訳機能を駆使しながら成立するというわけです。
じゃあ、依然大半の日本人が苦手としている外国語の習得は、もはや未来の生活には必要ないのでしょうか?スマホを手にしさえすれば長年私達のコンプレックスとして君臨していた「英語が話せない」という実情は、計算機を使って足し算引き算するレベルまで下げることができるのでしょうか? 残念ながらそうではないと思います。なぜなら私達日本人が手に入れなければいけないのは日本語→英語への翻訳機能ではなく、英語的発想力であり、世界に通用するものの考え方だからです。
日本人は、国際社会での発言の場で自分の意見をしっかり述べるためのスキルを身につけるためにも語学力、特に英語での発言力を身につけるべきなのです。日本語はほぼ単一の民族から生まれたマイナーな言語であるため、世界全体で見ても利用者数の圧倒的に少ない汎用性の低いコミュニケーションツールでしかなく、残念ながら、日本人同士がやるように、日本語を使って世界を相手に多様な意見、ユニークな考え方や思考、クリエイティブなアイデアを直接的に表現したり提案することは不可能です。となると、やはり我々日本人は英語的発想を必死に学んで自身の考えを英語に訳したときにその考え方を伝えることが今後も求め続けられるということなのです。
英語は、たいへんシンプルで単刀直入な潔い表現方法を持つ言語だと思います。だからこそ今までもこれからもこんなふうにたくさんの非英語圏の国々の共通言語として人々に歓迎され続けるのではないでしょうか。そして、私たち日本人はこれからますます英語を国際社会でのコミュニケーションの手段として学び続けなければなりません。
そして何より、日本人が英語を学習する本当の意義、というのがそもそも、実は様々な違った価値観を認める、共有する、批判する、妥協する、新しい価値を創造するためのコミュニケーションツールを手に入れる、ということなのだと私共は思っています。
近い将来、英語を楽しく操れるようになったたくさんの若き日本人たちが国際社会でのコミュニケーションの達人として華々しく活躍できていますように。そのためにも2025年もさらに英語学習を前向きに続けていきましょう。
カウンセリングから体験レッスンまでご案内させていただきます。